「てんきや」気象予報士への道

#10: 使うもの/使わないもの

第20回気象予報士試験まで、あと3週間となりました。試験勉強は進んでいますか? 勉強も大事ですが、直前になって慌てないために試験当日に持っていくものを確認しておきましょう。試験案内書によると、「試験時間中に机上に置けるもの」は次のとおりです。

HBの鉛筆またはシャープペンシル・プラスチック製消しゴム・色えんぴつ・マーカーペン・定規・デバイダーまたはコンパス・ルーペ・ペーパークリップ・時計
とはいえ全部持っていくと机の上がぐちゃぐちゃになってしまうので、使わないものは置かないのがベターです。試験中に何を使うかは個人差があると思いますが、私なりのアドバイスを。

HBの鉛筆またはシャープペンシル。これが無いと答案用紙が書けません。鉛筆とシャーペンのどちらが良いかは、普段使っているほうで良いと思いますが、シャーペンの芯はちゃんと補充しておかないと泣きます。いずれにしても何本か持っていっておきましょう。鉛筆を使う人は鉛筆削りも忘れずに。

プラスチック製消しゴム。これが無いと書き間違えても消せません。これも2,3個あれば試験中にどこかに転がっていっても安心です(まあ試験監督のひとに拾ってもらえばいいのですが)。

色鉛筆。天気図を解析する際に色分けすると、特に時間的な変化を見極めるのに分かりやすくなるのですが…そんなことをしていると間違いなく時間切れになってしまいます。もし持っていくのであれば、くれぐれも100円ショップで売っている安物の色鉛筆だけはやめましょう。芯がすぐ折れてしまって意味なしです。経験者は語る。

マーカーペン。問題文の「正しいものを選べ」「間違っているものを選べ」という部分を目立つようにマーキングする、というような用途に使えます。まあ無くても困りませんけど。

定規。これもまあ無くても困りませんが、私は持っていきました。理由は次を参照。

ディバイダーまたはコンパス。ディバイダーなんて名前も聞いたことが無かったのですが、コンパスの両端が針になっているようなモノです。天気図の上で2地点間の距離を測るのに使います。が、定規で長さを測れば事足りるので、買って用意するほどのものでは無いと思います。まああれば便利かな、くらい。

ルーペ。細かい字が見づらいという方は持っていってください。

ペーパークリップ。これは必須。絶対必須。実技試験の問題用紙にはミシン目がついていて天気図を切り離すことができるようになっているのですが、クリップでまとめておかないとぐちゃぐちゃになってしまいます。私はダブルクリップを使用しましたが、まあ普通のクリップでも構わないでしょう。

時計。試験会場に時計が無い可能性もありますし、あっても後ろのほうの席からは見えない可能性があります。普通の腕時計で良いので持っておくと良いでしょう。

…とまあ、試験に直接関係あるものはこんなところですが、このほかに、試験会場が暑いかもしれないので扇子汗拭きタオルとか、逆に冷房が効きすぎているかもしれないので長袖の上着とかあると良いかもしれません。あと近くにコンビニや自動販売機が無いかもしれないのでペットボトルのお茶とか、試験直前の最後の悪あがきのために今まで使っていた参考書とかあれば安心でしょう。

そして、絶対忘れてはいけないもの。それは、受験票。来週中に届くと思いますが、くれぐれも家に忘れてこないように十分気をつけて。

(2003/8/2)
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