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※携帯端末版では図表を省略しているため分かりづらい点があるかもしれませんが御容赦ください。
「てんきや」コラム
#6: 梅雨のあしおと
鹿児島の奄美地方が、13日に梅雨入りしました。気象庁の用語集によると、梅雨とは「晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間。」のことだそうですが…かえって分かりづらいんですけど…要するに雨が多い期間ということで。
梅雨入り・梅雨明けの平年値〜参考:気象ガイドブック
沖縄
5/8
6/23
九州南部
5/29
7/13
九州北部
6/5
7/18
近畿
6/6
7/19
関東甲信
6/8
7/20
東北北部
6/12
7/27
北海道
-
さて、今のところ奄美地方以外はまだ梅雨入りしていないのですが、おもな地域の梅雨入り・梅雨明けの時期は、平年値(1971年〜2000年の平均)だと右図のようになっています。こうしてみると、梅雨前線の北上とともに各地で梅雨入り・梅雨明けしていくという様子が良くわかりますね。九州南部〜関東地方にかけては、ほぼ同時期と言って良いでしょう。ちなみに北海道には梅雨が無いので気象庁が梅雨の時期を発表しないのはご存知のとおりです。
さて、梅雨が早い年もあれば遅い年もあり、長い年もあれば短い年もあるわけですが、関東甲信地方の場合、1951年以降で梅雨入りが最も早かったのは「5月6日に梅雨入り」…ゴールデンウィークが明けたらもう梅雨ですよ。憂鬱過ぎてたまりませんな。逆に梅雨明けが最も遅かったのは「8月4日に梅雨明け」…真夏のはずなのにまだ梅雨ですよ。商売上がったりですな。
とはいえ、空梅雨では夏から秋に深刻な水不足となるのは御存知のとおり。しとしと降っても大雨になっても困るけど、降らなかったらもっと困る…どっちにしても、困ったものです。
(2003/5/14)
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