【新型コロナ】ホテル宿泊療養 あったら便利なものリスト

このページを見にきたあなたは、おそらく新型コロナウィルスのPCR検査で陽性の結果連絡を受けてホテル療養の準備をしているか、もしくは検査結果の連絡を待っている方だと思います。ここでは、実際にホテルでの宿泊療養を体験した立場から、持っていくと便利なものをご紹介します。
(注記)
・個人の感想です。ひとつの意見として参考程度にお読みください。
・2021年2月時点の情報です。自治体・保健所等の最新の情報をご確認ください。

はじめに

新型コロナウィルスに感染すると、 のいずれかの対応となります。何かあったときの安心度は「入院≫宿泊療養>自宅療養」、一方で自由度は「入院<宿泊療養≪自宅療養」です(とはいえ自宅療養でも外出などはできないわけですが)。容態・基礎疾患・年齢などの状況によっては即入院となることもあると思いますが、そうでなければ宿泊療養か自宅療養の2択となります。自宅療養と比べると、ホテルでの宿泊療養は といったメリットがあると思います。もちろん外出が許されないなど窮屈な日々ではありますが、「不自由なホテル暮らし」ではなく「自由度の高い入院生活」と割り切れば、なんとか乗り切れると思います。

持ち物リスト

まずは、保健所(自治体)から指示された持ち物を揃えてください。基本的には通常の旅行などでホテル滞在に必要なものをイメージしてもらえば良いと思いますが、普通のホテルであれば必ず部屋にあるはずのもの(例:バスタオル・寝間着など)が用意されていなかったりするので、まずはここを押さえましょう。 人によって差はあると思いますが、宿泊療養の期間は1週間とか10日とかになると思われます。日数分の着替えを用意するのは困難なので、施設に洗濯機があれば期間中に自分で洗濯することになります。共用で使用できる洗剤があれば良いのですが、おそらく用意されていないので、洗剤は持っていく必要があります。1回分ずつ小分けになっているものが用意できれば便利ですが、無ければ普通の洗濯用洗剤で構わないと思います。エコバッグは部屋と洗濯場所を行き来するときにあると便利。
他の方のブログやtwitterなどでも「野菜が足りない」という意見を見かけたと思います。多少は改善されているようですが、用意しておいて間違いはないです。インスタント味噌汁は、フリーズドライのものが嵩張らないのでお勧めです。
単調な食事や運動不足で、どうしても食欲は落ちます。昔の偉い人も「日本人なら、お茶漬けやろが!」と言っていたように、個人的にはふりかけよりもこちらがお勧め。
ペットボトルの水は飲み放題、また電気ケトルも部屋に備え付けられていたので、お湯は自由に使えました(でないとインスタント味噌汁もお茶漬けもダメですね)。マグカップも部屋に1つあったのですが、このあたりは実際に行ってみないとわからないので、1つは持参しておくと安心です。インスタント味噌汁やお茶漬にも使えるように、スープマグのようなものが良いかと。
配給時間が決まっているので、必然的に食事時間もそれに合わせる必要があります。朝食が7時半とかなのはまあ良いとして、夕食が17時頃に配られるのはどうかと思いますが、あくまでも「自由度の高い入院生活」なので、そこは妥協してください。ただ、そうなると変な時間に小腹が空いたりするので、ちょっとつまめるようなお菓子があると良いです。また炭酸飲料はお好みですが、気分転換にはなります。 せっかくマグカップを持ってきても、しっかり洗えないとストレスがたまります。ホテルで使い捨てのボディスポンジとかがあれば食器洗いにも流用できるのですが、そんなものは行ってみないと分からないです。軽いものなので、スポンジくらいは持っていきましょう。洗剤は手洗い用の石鹸でもなんとかなります。洗い物が面倒であれば紙コップや紙皿という選択肢もありますが、時間は死ぬほどあるので洗い物くらいはやりましょう。 毎日、少なくとも2回は測定して報告する必要があります。普段使っているもので良いのですが、あなたに同居家族がいる場合は家に残る家族にも体温計が必要となるので注意。なお、パルスオキシメータを購入・持参する必要はなかったです。品薄なようなので、本当に必要な方が購入できるよう配慮しましょう。
歯ブラシ・ボディソープ・シャンプーは部屋にもありましたが、備え付けのものはちょっと…という方は使い慣れたものを持っていくと良いです。髭剃りは部屋に無かったです。またスリッパも部屋に備え付けのものが1足ありましたが、持参したものと合わせて2足あることで「居室用」と「バスルーム用」を分けることができたのは精神衛生上とても良かったです。
(注記)このあたりの備品類は宿泊施設によって有無が異なると思います。可能であれば入所前に確認すると良いでしょう。自治体のホームページを探せばホテルごとの備品リストが載っていたりもします。
意外と必要。スマートフォンでメモを取ればいいや…と思うかもしれませんが、電話をしながらメモを取る機会が多いので、ボールペンの1本くらいは持っていきましょう。 スマートフォンの充電器などは言うまでもなく持参すると思いますが、コンセントの口数が足りないとか枕元まで充電ケーブルが届かないとかはホテルあるあるなので、テーブルタップが1本あると安心です。 とにかく部屋から出られないので、いかに時間をつぶすかが最大の難敵。スマホ1つで何時間でも大丈夫という方はそれで良いのですが、ずっと小さい画面を見ているのはしんどいです。Nintendo Switchとリングフィット・アドベンチャーを持ち込めば運動不足の解消にもなって一石二鳥、なんならテレビは部屋にあるので接続して大画面でプレイすれば優勝間違いなしです(ただし周囲の部屋から騒音の苦情が来ないよう注意してください)。そこまではしなくても、電子書籍の読めるタブレットなどがあれば、多少は快適に過ごせるようになると思います。

…と色々挙げましたが、実際には荷物の量と相談になります。行きはお迎えが来るので荷物が多くてもどうにでもなりますが、帰りは自力で帰宅することになるので、調子に乗ると大変なことになります。飲み物食べ物は消費すれば良いのですが、それ以外は持ち帰るときのことを考えながら荷造りしましょう。

ホテルでの食事はどんなもの?

持ち物リストの半分くらいは食べ物関係になっていますが、実際のところホテルで出てくる食事がどんなものなのかは気になると思います。ホテルで出された全18食の写真を別のページにまとめましたので参考にしてください。

持ち物をどうやって調達するか

このページを読んでいるあなたは、PCR検査で陽性だったか、感染疑いか、もしくは濃厚接触者のいずれかに当てはまるのではないかと思います。となると極力外出を避ける必要がありますが、外出を避けつつお迎えが来るまでに必要なものを買いそろえようとすると、 などが有力な選択肢となります(住んでいる地域によって利用できるサービスは変わってくると思います)。もしくは、近隣に住む親戚や友人に頼むことができるのであれば、必要なものを買ってきてもらって「置き配」してもらうのが良いでしょう。自力で買いに行くのは、ほかに選択肢が無い場合の最後の手段です。また、あなたが感染者の場合、同居の家族はほぼ間違いなく濃厚接触者に認定されるので、家族に買い出しに行ってもらうのも避けるべきです。
もしあなたがPCR検査で陽性だったわけでも感染疑いでも濃厚接触者でもないのであれば、上に挙げたものを今のうちに買いそろえておくことをお勧めします。どれもある程度日持ちするものですし、災害に備えた備蓄品ともある程度共通するので、いざという時に役に立つと思います。無いと信じたいですが、感染爆発してロックダウン、という状況が無いとも限りませんから…