イチバン、というのはなかなか大変なものである。
マラソンでも何でもいい、適当な競争を思い浮かべてほしい。2番手というのは比較的ラクなものである。トップの背中を見ながら走ればいいからペース配分は比較的ラク。ゴール間際でひょいとかわしてオイシイとこだけ持っていくこともできる。一方イチバンというのは、ペースは自分でつくらないといけないし、後ろから追い上げられるプレッシャーはあるし風圧もまともに受けるし大変なものである。
組織やなんかでも同じことだろうね。トップに立つとやたらと責任ばっかり重いし、なにか事が起これば風当たりは強いし。それよりは、2番手のポジションで後ろからいろいろと操る…そう、黒幕稼業のほうがずっと楽しそう…と思うのであるがいかがであろうか。
だがしかし、今や世の中はmega competition、すなわち大競争時代。イチバン以外はみんな負け組と言っても過言ではない世の中である。会社もしかり、ヒトもしかり。辛かろうとなんだろうとイチバンを目指さないといけないのである。ああ、世知辛い世の中やなぁ…