路線バス、前から乗るか後ろから乗るか?
関西のバスは、たいてい後ろから乗って前から降りる。関東のバスは、たいてい前から乗って後ろから降りる。と思う。少なくとも京阪神は前者だったし、東京は後者である。なぜこんな差があるのだろうか? 電気が50Hzと60Hzに分かれているのは、関東ではドイツから、関西ではアメリカから発電機を輸入したためであるというのはいま調べてみてわかったのだが(参照)、バスのばあいもそんな事情があるのであろうか?
まあそんな歴史的経緯はさておき、乗りかたが微妙に違うと慣れないほうに乗ろうとすると戸惑ってしまう。東京でたまにバスに乗ったりすると、小銭は用意してないわ運賃は分からないわで結構大変だったりする。だいたい、乗る前にお金を用意しないといけないというシステムは非合理的なのだよ。雨の日なんて傘さしながら財布出すのたいへんだし、小銭なくて両替とかしてたら後ろがつっかえるし。イケてない。
しかしまあ前乗り先払いシステムも悪いコトばかりではない。終点の駅なんかでお客を吐き出すときには前からも後ろからも降りれるからハヤイのだよ。後払いだと1ヶ所からしか降りれないからね。となると、前乗り先払い方式は朝の通勤ラッシュ対策ということなのだろうか? 定期持ってたらすぐに乗れるしね。
バスの車体を製造している会社ではどちらか一方に統一したいようだが(コスト削減できるからね)、バス会社としてはやはり今さら変えたくないのだそうだ。バスに乗る身としても、いま慣れてる方式からわざわざ変更されたらかなわんしね。というわけで旅先で味わう不便はそれも風情ということで納得しましょうや。