「基礎体力のある運動音痴」
野球、サッカー、バスケット、スキー、水泳、テニス。スポーツには色々あります。釣りだってスポーツに分類されるそうで、巨大な獲物と格闘している時は、実に体力を使う物でしょうが、全然釣れなかった場合はどうなるのでしょうか。スポーツには、大勢で楽しむ物もあれば、個人で楽しむスポーツもあります。私の場合、完全な後者派で、団体競技的なスポーツは、嫌いでは無いのですが苦手としています。何故苦手なのかと言うと、それは私が運動音痴だと言う事が理由になります。走る。などの、同じ事の繰り返し。ならば得意なのですが、複雑な動作を必要とする物は、大の苦手。ですので、基礎体力のある運動音痴。とか言われています。個人競技的なスポーツ、例えば走る。などの場合、それが走り方が下手くそであっても、走るのが遅くても、1人なんですから、誰にも下手だとか遅いとか気付かれません。しかし、団体競技ならば、下手さがバレてしまいます。
一時期、ゴルフと言われるスポーツにも挑戦しました。これも分類は団体競技でしょう。1人でコースに出ると言うのは、あまり聞きませんから。最初は、ゴルフなど、止まっている玉がなぜ打てない?ちょっと打って、後は歩いてばかりの物のどこがスポーツだ?なんて思っていましたが、やってみると、これがえらく体力を使います。それに、全然まっすぐに飛びません。最初の頃など、空振り三振。とかしていたくらいです。しかし、やるからには、ちょっとは上手くなりたい。と、打ちっ放しにも通い倒しました。上手くなるには、長く練習すれば良い。って思い、基礎体力に物を言わせ、毎日のように、カゴ3つ(300球くらい)くらいは打ってました。しかし、ゴルフは、ただ闇雲に人より多く打っただけでは上手くなれないと聞かされ、またそれを実感しました。基礎体力のある運動音痴の私にとって、その基礎体力に物を言わせた練習方法が通用しないスポーツは、歯が立ちません。それで、ゴルフとはきっぱりと縁を切りました。こんな打ちっ放し1回3000円もかかるような、金のかかるスポーツ(注:単に打ち過ぎなだけです)はやめだ!と、負け惜しみを一発挟んで、きっぱりと縁を切りました。
更に、野球チームの人数あわせで野球をやってた事もありますが、初めて僅か半年も経たないうちに、ピッチャーで4番を勤めると言う、大抜擢。その時も、バッティングセンターで毎日のように2,3000円を使って、ボコボコに練習しました。しかし、打つのはうまくなっても、ちっとも守備が上達しないので、どこかに「キャッチングセンター」とか、「スローイングセンター」は無いのか状態に陥り、あまりに守備が下手くそなので、仕方なくピッチャーやって、打つのはまぁ、当たれば隣のグランドまで飛んで行く状態だったので、4番打ってました。ちなみに、その野球チームで、試合に勝った経験は一度もありません。「今日は押し出しファーボールを3回しか出さなかった♪」なんて、とてもハイレベルな会話が交わされ、一時期はプロも目指したくらいです。
と、そんな訳で、今日も私は、そこらへんの河原の土手を、ポタポタと走っています。