「でぃんじゃらすな鍋」
闇鍋に代表される、デンジャラスな鍋を体験された事はあるでしょうか。幾度と無く闇鍋なる物にトライした事もありましたが、食材を「喰える物」などと限定すると、確かに喰えるがこれは喰えん。ってな物が容赦なく放り込まれる事にもなります。まして、食材を「冬の味覚」などとすると、カニなどを持参する物が現れる事を期待するのは間違いで、大抵はミカンや、イチゴなどが大量に放り込まれる事になります。一度、冬の味覚で、果物厳禁!ってしたら、4人中3人までが餅を持参し、壮絶なるおじやが出来上がってしまった事もあります。いきなりシメです。
冬の寒い日に、仲間が数人集まる&あんまし金無い。って時は、誰かの家で鍋に限ります。しかし、闇鍋で無くても、それが例え明鍋でも、持ち寄る食材は壮絶なのは何故なのでしょう。白菜!ネギ!エノキ!モヤシ!。で、何すんねん。ってな事にもよくなりました。水が増えるのなんの。
凝った味付けをしよう。と、見よう見まねでブイヨンから本だしから、鶏ガラスープまで、多種多様の調味料を添加して行くと、えげつなく不味い物が出来上がってしまう事が多く、アウトドアが好きな方ならお分りかと思いますが、えげつなく不味い物が出来上がってしまった時の合い言葉は「カレーは全てを救う」であり、そういう時は、迷わずカレールーを投入。すると不思議に喰えるようになります。その光景は、さながら寄せ鍋インド風であり、ちゃんこインド風なのです。
そんな失敗と成功を繰り返し、今はキムチ鍋が王道で主流だと言わんばかりに、冬に仲間が寄るとキムチ鍋になります。しかし、今は落ち着いているデンジャラスキムチ鍋も、そのうちきっと、キムチ鍋インド風が登場する日が近い事は、ほぼ間違いありません。