初めて個人用のカメラを購入したのは学生の時だ。中古の安いオートフォーカス一眼レフだ。買い始めの時はフルオートとコンパクトカメラよりは口径の大きいレンズのおかげで結構きれいな写真が撮れて満足しているのだがしばらくすると付属のレンズのマニュアルフォーカスが使いにくかったり、マニュアル露出・絞りがファインダーを覗きながらは難しいとか、フルオートにしてるとちょっと露出が低いとシャッターが落ちないとか、値段に見合った不満足なところが出てきたのだが5年以上使って、こわれたにもかかわらず修理してまで使っている。愛着があるとかでもなく、買い換えると高いし、コンパクトカメラはいやだし、と妥協に妥協を重ねて使いつづけている。
使い続けていると気づくことが一つあった。写真を撮る自分の腕前だ。どうもあまりうまくないらしい。下手にマニュアルで操作するよりオートの方がきれい撮れる。
私には今使ってるくらいのカメラが丁度いいのだろう。